政府が8月29日発表した「安心実現のための緊急総合対策」には、観光振興による地域活性化を目的に高速道路料金の引き下げが盛り込まれた。昼間の料金割引を新たに実施することなどが柱となっている。
国土交通省によると、物流効率化のための深夜割引の拡充などを含め、予算規模は約1千億円で今年度予算を活用する。対象は自動料金収受システム(ETC)の利用者を念頭に置いている。10月をめどに開始し、「期間は約1年間を予定している」(有料道路課)という。
具体的には、観光・レジャー需要が見込める休日(土・日曜日と祝日)の午前9時から午後5時に利用料金を5割程度割り引くことでマイカー利用の促進につなげる。